うぃー・らぶ・なおしま  Vol.4 2004年4月号(最終号)

旧称:直島の魅力を高めるワークショップ通信

 みなさん、こんにちは!
いよいよワークショップ通信もこれが最終号となりました。
最後を飾るのは、もちろん3月7日に開催された「ワークショップ成果発表会」についてです。




 3月7日は雪が舞うあいにくのお天気でしたが、約100名の住民のみなさんにお集まりいただき、会場となった総合福祉センターは大いなる熱気のもと、無事「ワークショップ成果発表会」を成功させることができました。みなさん本当にありがとうございます。そして、「わたしが大人になったときのなおしま」の絵を描いてくれた子供たち、当日Tシャツを着てステージにあがってくれた子供たち、本当にありがとう。

 
   
 

 


成果発表会準備


[Tシャツを作っています]


[梅の木を植えています]
 成果発表会を成功させるために、いろいろな準備を進めてきました。直島小学校にご協力いただき、子供たちに絵を描いてもらったり、Tシャツを作ったり、植樹をしたり、ホームページを準備したりしました。そして当日発表をするメンバーは何度もリハーサルを行いました。

 

ワークショップメンバーの発表

 いよいよ成果発表会スタートです。香川県環境森林部の多田部長にご挨拶をいただいたあと、まずは、ワークショップメンバーからこれから活動していくことについての発表と呼びかけが行われました。ごく簡単にご紹介します。


[スクリーンを使って発表する中根さん]
○なおしま自然探検隊
  (中根 清孝さん)

 昨年の夏、1回目の「なおしま自然探検隊」を開きました。参加してくれた子供たちは、網や虫かごを持って身体中どろどろになって楽しんでくれました。そしてその時の子供たちのはじけるような笑顔を久しぶりに見ました。子供たちの笑顔がこれからも続くように、今年の夏は海の生き物を調べる「なおしま自然探検隊」を開きます。そして、毎年の恒例行事として島外の人にも参加できるようなイベントに育てていきたいと思います。

  ○ビオトープで鳥や虫を呼び戻そう
  (渡辺 兼一さん)

 ビオトープという言葉をみなさんは聞いたことがありますか。水辺などを作って、本来そこにいた生き物を呼び戻すことです。直島にはまだまだ自然は有りますが、昔と比べると少なくなりました。それでビオトープを作って、生き物を呼び戻そうと思います。しかし、その為にはみなさんのご理解や土地所有者のご協力が必要です。よろしくお願いします。


[植樹について発表する石川さん]
○樹木(花)を植えよう
  (石川 昭子さん)

 自然はわたしたちにたくさんの安らぎを与えてくれます。そして思わず深呼吸したくなるような場所、それを深呼吸スポットと呼びたいと思います。しかし、そのようなスポットはつくろうと思ってもすぐにつくれません。木を植えても育つ時間が必要です。だからこそ今植えなければなりません。わたしたちは今年、3箇所に木を植えました。みなさんと一緒に深呼吸スポットを増やしていきたいと思います。

  ○「うぃ らぶ なおしま」を広げよう
  (堀口 容子さん)

 今年のワークショップでは「うぃ らぶ なおしま」という言葉が誕生しました。この言葉はメンバー全員の想いです。この言葉が広がれば、わたしたちの想いも広がるということで、ホームページやTシャツ、休憩所、お弁当などを検討してきました。うまく動き出したものや困難なものなどいろいろですが、これからもこの言葉を広げていきたいと思います。

  ○住民のホームページをつくろう

 わたしは役場のホームページを担当していますが、そこではいろいろな制約があり、必ずしも住民の本当の姿が見えません。住民の生の姿を見てもらうためには、住民のためのホームページが有効です。しかし、その為にはみなさんの協力が不可欠です。みなさんの身近な情報、例えばどこの景色がすばらしいとか、今は何がつれているとか、そんな情報がたくさん集まるホームページにしたいと思います。

  ○「うぃ らぶ なおしま」Tシャツ作成
  (赤坂 拓也さん)

 「直島が好きだ」と思っていても、それを実際に声に出すのは恥ずかしいですよね。でも、「うぃ らぶ なおしま」Tシャツを着てくれたら、それだけで気持ちを伝えてくれたことになります。わたしたちはこのTシャツをこれからいろいろなイベントに合わせて、広げていきたいと思います。そして今日は、子供たちにTシャツを着てもらいました。

 

子供たちからのメッセージ

 自分が描いた絵と、「うぃ らぶ なおしま」のロゴをプリントしたTシャツを着て、小学1年から4年までの17人の子供たちがステージにあがってくれました。そして自分の絵について一言ずつ話してもらいました。

世界に1枚ずつしかない夢いっぱいのTシャツ

[自分が描いた直島の未来の姿について説明するこどもたち]

 

町長への提案


[スクリーンを使って発表する中根さん]
 ワークショップメンバーが2年間にわたって検討してきた内容を、
 『 「うぃ らぶ なおしま」といって
  こんな直島にしたい −10の提案− 』

として取りまとめ、その報告書をワークショップメンバー全員からM田町長に手渡されました。M田町長からは、メンバーのこれまでの活動に対する感謝の言葉と、できるかぎりの検討と協力をしていきたいという力強い言葉をいただきました。

 

吉村 彰先生のお話

 1月にワークショップメンバーが視察にお伺いした石川県根上町で根上創成塾長を10年務めるなど、住民主体のまちづくりに数多く関られてきた吉村彰さんにお話しをいただきました。お話しの内容を簡単にご紹介します。


[スクリーンを使って発表する中根さん]
 まずはじめに2年間という短い時間で、これだけの内容を検討し、かつその一部を既に実行しているワークショップのみなさんはすばらしいと思います。同じような活動にこれまで数多く招かれてきましたが、直島が初めてという活動としては、数多くの子供たちが活動に参加したということ、そしてステージに立ったということ、これだけを取り上げても大変すばらしいことです。
 しかし、活動はこれからが本番です。1歩ずつ確実に是非継続して取り組んでいただきたいと思います。そして今日、ワークショップのメンバーが取りまとめた報告書を町長が受け取りました。まちづくりに住民が参画することはとても大切なことですが、住民だけではできないことも事実です。役場は住民の想いをしっかりと受け止め、役場の役割を果たしていただきたい。また、役場でできないことは、県がしっかりとサポートしていただきたいと思います。
 住民のみなさんに是非知っていただきたいことは、直島は本当に恵まれているということです。豊かな自然、新鮮な魚、企業の存在、世界から注目されている文化・・・このような島は他にありません。みなさんがそのことに気付き、将来につなげていくことが大切であり、直島の将来は住民一人一人にかかっています。
 これからの直島に注目し、わたしも応援していきたいと思います。

 

記念植樹

 以上で無事成果発表会は終了し、総合福祉センターの脇にソメイヨシノを2本、メンバー全員で記念植樹しました。



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